モータースポーツ

【2017F1】開幕戦オーストラリアGP -フリー走行&公式予選-

2017年3月25日

 いよいよ2017年のF1シーズンが開幕しました!舞台はオーストラリアのメルボルンにある公道を利用したアルバートパークサーキットです。

 今シーズンのF1は、年間20戦(昨年は21戦)が行われます。また、マノーレーシングが資金難から破産の憂き目に遭ってしまい、出場するのは10チーム、20台となりました。また、車両に関する規定も大きく変わり、車幅やタイヤの幅が広がり、リアウイング高が下げられ、コースによっては去年よりラップタイムが5秒短くなるなんてことも言われています。去年まではメルセデスがほぼ一人勝ちの状態でしたが、いったいこのレギュレーション変更が今後の勢力地図にどのような影響を与えるのか、興味は尽きません。

 開幕に先立って行われたスペイン・バルセロナでの合同テストでは、フェラーリの好調さが際立ちました。そして相変わらず盤石なメルセデス、堅実なレッドブル・タグホイヤーといった3強よりもはるかに目立ってしまったのが、我らがマクラーレン・ホンダ…。相次ぐトラブルでまともに走れず、テストを通じた周回数はメルセデスの半分にも届かなかったという惨状。フェルナンド・アロンソ選手も半ばキレ気味なコメントを残すなど、不穏な空気に包まれて開幕を迎えることとなりました。

 フリー走行1回目&2回目

 金曜日のフリー走行は、やはりメルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強が順当に上位に来る展開。1回目、2回目ともトップタイムはメルセデスのエース、ルイス・ハミルトン選手。ニコ・ロズベルグ選手の引退に伴い急遽抜擢されたバルテリ・ボッタス選手は1回目2位、2回目3位につけます。そして1回目は3強6台の中でしんがりだったフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手は2回目にボッタス選手をかわして2位タイムを記録。メルセデス1人勝ち状態ではないことを予感させますが、いずれもハミルトン選手は2位の選手に0.5~0.6秒の差をつけて速さを見せつける形となりました。

 一方、マクラーレンは1回目でストフェル・バンドーン選手のマシンに水圧のトラブルがあったもののバルセロナテストの惨状を思えば御の字な展開。アロンソ選手は1回目14位、2回目12位。バンドーン選手は1回目20位、2回目17位のタイムを記録しました。

 また、2回目でクラッシュを喫してしまったのがルノーのジョリオン・パーマー選手。1回目もトラブルでろくに走れなかったパーマー選手、2回目も早々に離脱してしまい、苦しい立ち上がりとなりました。

 フリー走行3回目

 本日土曜日の午前中、フリー走行3回目が行われました。

 動きがあったのがザウバー・フェラーリ。パスカル・ウェーレイン選手が今年初めに負傷した影響で思ったようにフィジカルトレーニングが積めず、レース周回をこなすのに不安があったため急遽フェラーリのサードドライバー、アントニオ・ジョビナッツィ選手が起用されました。テレビ放送を見ていて初めて知ったのですが、イタリア人のF1ドライバーは2011年以来なんだとか。昔のF1はそこら中イタリア人だらけだったと思うのですが、時代は変わったんだなぁ。。。

 さて、このセッションで気を吐いたのがフェラーリのベッテル選手。メルセデスのボッタス選手(2位)、ハミルトン選手(3位)を抑えてトップタイムを記録しました。もっとも、ウイリアムズ・メルセデスの期待の新人、ランス・ストロール選手がセッション終盤でクラッシュしてそのまま赤旗→セッション終了となってしまったため、実は本気アタックができずに終わった選手もいたかもしれません。ストロール選手はこのクラッシュでマシンの修理を余儀なくされ、ギアボックス交換で5グリッド降格のペナルティを受けることになります。マクラーレンのアロンソ選手は14位、バンドーン選手は15位のタイムを記録しました。

 予選

 Q1では前半、マクラーレンのバンドーン選手が一旦コースに入ったものの燃圧のトラブルで早々にピットに逆戻り。その後アタックに出たものの、18位のタイムでQ1敗退となってしまいました。また、ザウバーの代走ジョビナッツィ選手(16位)、2度のアタックでコースオフを喫してしまったハース・フェラーリのケビン・マグヌッセン選手(17位)、フリー走行3回目でクラッシュしたウイリアムズのストロール選手(19位)、フリー走行1回目、2回目をまともに走れなかったルノーのパーマー選手(20位)が併せてQ1敗退となりました。全チーム、少なくとも1台はQ2に進んだことになります。また、上位陣ではメルセデスのハミルトン選手が1位、フェラーリのキミ・ライコネン選手が2位、レッドブルのマックス・フェルスタッペン選手が3位、メルセデスのボッタス選手が4位となりました。そしてルノーのニコ・ヒュルケンベルグ選手が5位と奮闘、マクラーレンのアロンソ選手は12位でQ2進出。やった!

 Q2ではボッタス選手が気を吐いてトップタイムを記録。ハミルトン選手がそれに続き、ライコネン選手、ベッテル選手のフェラーリ勢が3位、4位となります。3強以外ではウイリアムズの「帰ってきたブラジリアン」、フェリペ・マッサ選手が7位につけて好調をアピール、ハースのロマン・グロージャン選手が8位タイムで続きます。そしてトロロッソ・ルノーがよい走り。ダニル・クビアト選手とカルロス・サインツJr.選手が9位、10位でQ3進出を決めました。

 その一方、今ひとつ伸び悩んだかな…と思ったのがフォースインディア・メルセデス。セルジオ・ペレス選手が11位、エステバン・オコン選手が14位に沈み、Q2敗退となりました。フォースインディアのマシン、新しくなったカラーリングが何だか痛車にしたら似合いそうなだけに残念です(どんなんだ)。また、アロンソ選手は奮闘したものの13位。ルノーのヒュルケンベルグ選手(12位)、ザウバーのマーカス・エリクソン選手(15位)とともにQ2敗退となっています。

 そして迎えたQ3。雨がぽつぽつ落ちてきたなんて話も聞こえてくる中、母国GPで気合の入るレッドブルのダニエル・リカルド選手がまさかのクラッシュ!赤旗一時中断を招いてしまいます。これでリカルド選手は10番グリッドがほぼ確定。決勝での追い上げが期待されます。

 やはり速かったのはハミルトン選手。1分22秒188のタイムで、オーストラリアでは4年連続5回目のポールポジションを獲得しました。そして2番手にはベッテル選手が滑り込み、3位のボッタス選手、4位のライコネン選手と、先頭2列はメルセデスとフェラーリで分け合う形となりました。それにしてもセッション終了後、ベッテル選手が他チームのマシンを興味シンシンな感じで覗き込んでいたのが印象的でした。ベッテル選手、いつも好奇心(研究心?)旺盛ですよね。

 予選10位までをエンジン別に見てみると、1位から順番にメルセデスーフェラーリーメルセデスーフェラーリールノーーフェラーリーメルセデスールノーールノーールノーとなります。何だかいい感じにばらけていますね。願わくば、ここにホンダに割り込んでもらいたい!早くも改良版の投入が囁かれているホンダ、更なるジャンプアップを期待したいところです。

 さて、明日はいよいよ今年初の決勝レース!放送開始は13:30、とっても楽しみです。でも明日はぼくの応援するサッカーチーム、FC町田ゼルビアvsツエーゲン金沢の試合が13時から始まるし、どちらを生視聴しようか、悩みどころです。

 そうそう、DAZNのF1中継、見逃し配信で今見ています。実はF1中継はDAZNには全然期待していなかったのですが(ごめんなさいごめんなさい)、実況がサッシャさんなんですね!ぼくはサイクルロードレースの番組もちょくちょく見るのですが、そこでのサッシャさんの語り口が大好きだったので、これは嬉しい誤算でした。これからは1レースについて、フジテレビNEXT版とDAZN版の2回ずつ見ることになるかもしれません。。。(ヒマがあればね

 ともあれ、とってもキビシイ船出となりましたが、今はただ完走目指して1周でも長く足跡を刻んでほしいものです。がんばれマクラーレン・ホンダ!

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