モータースポーツ

【F1今昔】1988年シーズンと2016年シーズンを比べてみよう!

2017年1月21日

さて、アイルトン・セナ選手とニコ・ロズベルグ選手、どっちが強い?

フジテレビのCS放送で始まったオフシーズン企画、F1中継の再放送ですが、先日は1988年日本GPが取り上げられました。この年はマクラーレン・ホンダが全16戦中15勝を挙げた驚異のシーズン。日本GPでは、ポールポジションを獲得したマクラーレンのアイルトン・セナ選手がスタートで大きく出遅れるも鬼神の追い上げを見せ、シケインの飛び込みで同じマクラーレンのアラン・プロスト選手を抜き去って優勝、初のシリーズチャンピオンを決めました。また、マーチのイワン・カペリ選手が自然吸気のジャッドエンジンを背負って快走、一瞬でしたがトップを走るという快挙を成し遂げたレースでもありました。そうそう、鈴木亜久里選手もこのときローラからF1デビューを飾っています。

さて、そこで今回もやってみました。1988年シーズンに今季のポイントシステムを当てはめたらどうなるか?例によってやり方は単純。1988年シーズンの成績表を見て、現在のポイントシステム(1位~10位まで、25-18-15-12-10-8-6-4-2-1)に従って点数を割り振るというやり方です。

ドライバー チーム 1 2 3 4 5 ?6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 得点
1 ?A.プロスト マクラーレン 25 18 25 25 18 18 25 18 18 18 25 25 18 25 301
2 A.セナ マクラーレン 25 18 25 25 18 25 25 25 25 1 8 12 25 18 275
3 G.ベルガー フェラーリ 18 10 18 15 12 2 15 12 25 8 12 147
4 T.ブーツェン ベネトン 6 12 4 4 15 15 8 15 8 15 2 15 10 129
5 N.ピケ ロータス 15 15 12 10 10 4 12 4 15 97
6 M.アルボレート フェラーリ 10 15 12 15 12 18 10 92
7 D.ワーウィック アロウズ 12 2 12 10 6 8 6 10 12 12 90
8 I.カペリ マーチ 1 10 2 10 15 10 18 8 74
9 A.ナニーニ ベネトン 8 6 8 15 2 15 10 64
10 R.パトレーゼ ウイリアムズ 8 4 8 6 10 8 12 56
11 E.チーバー アロウズ 4 6 8 6 1 8 15 48
12 M.グージェルミン マーチ 4 12 4 10 4 6 1 41
13 N.マンセル ウイリアムズ 18 18 36
14 中嶋悟 ロータス 8 4 6 1 2 6 6 33
15 J.パーマー ティレル 10 8 10 28
16 A.D.チェザリス リアル 2 12 1 4 19
17 Y.ダルマス ローラ 6 2 6 2 16
18 A.カフィ スクーデリア・イタリア 4 4 6 1 15
19 P.L.マルティニ ミナルディ 8 6 14
20 P.ストレイフ AGS 1 1 2 4 8
21 M.ブランドル ウイリアムズ 6 6
22 P.アリオー ローラ 1 2 2 1 6
23 L.P.サラ ミナルディ 1 4 5
24 S.ヨハンソン リジェ 2 1 2 5
25 G.タルキーニ コローニ 4 4
26 N.ラリーニ オゼッラ 2 2
27 J.ベイリー ティレル 2 2
28 R.アルヌー リジェ 1 1

…さすがこの年のマクラーレンは無双の強さを見せました。ポイントの合計ではプロスト選手が勝っていますが、これはもちろん、当時の採点方法でもそうでした。当時は全16戦のうち上位に入った11戦がポイント加算の対象となったのでセナ選手がワールドチャンピオン、ということになっています。それにしてもプロスト選手の7戦優勝、7戦2位というのは鬼気迫るモノを感じます。そして個人的には、前年マクラーレンで確実な走りを見せたステファン・ヨハンソン選手が、一転してこの年はリジェで不遇をかこったのが印象的でした。ヨハンソン選手、好きだったんだよね。

ということで、比較のため昨年のポイントランキング×16/21の表を以下に再掲してみます。

2016年ポイントランキング×16/21

?ドライバー チーム 得点
1 N.ロズベルグ メルセデス 293
2 L.ハミルトン メルセデス 290
3 D.リカルド レッドブル 195
4 S.ベッテル フェラーリ 162
5 M.フェルスタッペン レッドブル 155
6 K.ライコネン フェラーリ 142
7 S.ペレス フォースインディア 75
8 V.ボッタス ウイリアムズ 63
9 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア 56
10 F.アロンソ マクラーレン 41
11 F.マッサ ウイリアムズ 40
12 C.サインツJr. トロロッソ 34
13 R.グロージャン ハース 22
14 D.クビアト トロロッソ 19
15 J.バトン マクラーレン 16
16 K.マグヌッセン ルノー 5
17 F.ナッセ ザウバー 2
18 P.ウェーレイン マノー 1
19 J.パーマー ルノー 1
20 S.バンドーン マクラーレン 1

こうしてみると、1988年のマクラーレンは、ポイント数では昨年のメルセデス並みに強かった、ということが窺えます。あれ?でも当時のマクラーレン・ホンダはもっと圧倒的に強かった印象があるんだよなぁ。。。ということで、次はコンストラクターズ別にポイントを合計してみましょうか。2016シーズンは、チームの総得点×16/21で算出して、上位5チームを並べてみました。

1988年 2016年
チーム 得点 チーム 得点
1 マクラーレン 576 メルセデス 583
2 フェラーリ 239 レッドブル 357
3 ベネトン 193 フェラーリ 303
4 アロウズ 138 フォースインディア 132
5 ロータス 130 ウイリアムズ 105

このように並べてみると、1位と4位、5位のチームはそこそこ同じような得点を稼いでいます。対照が際立つのは、2位と3位のチーム。昨年のレッドブル&フェラーリに対して、1988年のフェラーリ&ベネトンはかなり水をあけられる形になっています。もしかしたらこの差が、当時のマクラーレンの強さをより際立たせていたのかもしれません。でも何だかんだ言って、フェラーリってすごいチームだな。(^_^;;

というわけで、妄想F1比較の第二弾でした。次回のフジテレビCS放送のお題は1989年オーストラリアGP!中嶋悟選手が雨をついてファステストラップを記録したレースじゃないか!見逃さないようにしなくちゃ。

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