先週、JRバス中国株式会社よりこんな発表がありました。
夜行高速バス「グランドリームエクスプレス広島号」 運行開始!!
この発表にもあるように、現在も東京と広島を結ぶ夜行バスは「ドリーム岡山・広島号」として運行中です。こちらはこちらで、横浜や岡山を経由して行く味のある便なのですが、いかんせん4列シート…。今回運行を開始する「グランドリームエクスプレス広島号」は、その名前からもわかるように3列シート車で運行されることになります。もしかして2階建てバスかな~、と思ったのですが、平屋建てのグランドリームな車両を使うようです。
※3列シートを望むなら、ちょっとした変化球として「萩エクスプレス」を広島で途中下車/乗車するという手もありますが、停車地がアストラムラインの広域公園前駅なんですよね…。そこから広島市の中心部まで、およそ30分強かかるのが何とも。
ところで東京~広島間を結ぶ夜行バスといえば「ニューブリーズ号」が思い出されます。こちらは小田急ハイウェイバスとJRバス中国との共同運行便でしたが、去る2023年3月いっぱいで廃止されています。ということは、今度の「グランドリームエクスプレス広島号」は、JRバス中国が捲土重来を期して東京直行便を復活させた、という見方もできそうです。
そしてこの「グランドリームエクスプレス広島号」の活用法としてまずぼくが思ったのは、これと「広福ライナー号」をからめてバスで九州まで行く、というものです。時刻表を見てみると、たとえば下りでは東京駅を21時10分に出発、広島駅には翌7時35分に着きます。そして広島駅8時50分発の「広福ライナー号」に乗り継ぐと、博多に13時37分にたどり着く…という塩梅です。まぁどうせバスで行くなら素直に「はかた号」に乗れよ、というハナシではあるのですが、以前「ドリーム大阪号」と「山陽道昼特急博多号」を乗り継いで九州まで行ったことのあるぼくには、ちょっと魅力的な行程に思えるのでした。復活しないかな、山陽道昼特急博多号。