いや、今頃になって気がつきました。
先日何気なくヤマハのWebサイトでセローの仕様を見ていたら、シート高が830mmって書いてありました。あれ?810mmじゃなかったっけ?と思って表の下までスクロールしたら、「※誤記修正 シート高810mm→830mm(2016年7月)」と書いてあってびっくり。なんだよ誤記修正って。(^_^;;;
セローは改めて言うまでもなく相当なロングセラーモデルで、その間シート高が変わるほどデザインやディメンションが変わった風でもなさそうなので、最初から830mmだったのかな?まぁ現実問題として足はつくので全然問題はないわけですが、ちょっと新鮮な驚きでした。おれって実は足が長いのか。(違う
でもよく考えてみたら、もし初めからシート高830mmと書いてあったら、ひょっとしたらセローは購入対象から外れてたかもしれないなぁ…とは思います。
大多数の人にとっては20mm程度の差なんて何でもないと思いますが、教習車のCB400SFKでさえおっかなびっくり操っていた短足チビなぼくにとっては、シート高800mmというのが大きな大きな分水嶺でした。だからこそ初めからオフロードモデルは興味範囲の対象外だったのですが、ある日セローの限定モデル(今乗っているYSP30周年記念の青いやつですね)の存在に気がついたぼくは。。。
「うわカッコイイ!でもオフロードだしなぁ。シート高800mm超えてるしきっと足つかないよなぁ。でもたった10mmか。それならまかり間違って足つくかなぁ?試しに跨りに行ってみようかなぁ。。。」
…というような経緯があり、ヤマハのお店に赴いたぼくは足がついてしまうことに気をよくし、晴れてセローのオーナーとなったのでした。
ということは、もしセローのシート高が830mmと書かれていたら、ぼくはセローなんてハナっから購入対象にも挙げず、ましてや実際に跨ってみようなどとは全く考えなかった可能性が非常に高いわけです。だって、間違っても「でもたった30mmか。」とはならないでしょうから。
そう考えると、たかが20mmの差ながら、その誤記がとりもなおさず、その後のぼくがセロー人生を歩むきっかけを作ってくれたのかもしれないなぁ…、と感懐を覚えずにはいられません。
もちろん誤記なんて褒められたものではありませんし、昨今のこのご時世、詐称だ虚偽だと責められても仕方ないかもしれません。でも恐らくは、その誤記がぼくのオートバイ人生に大きな影響を与えたことは間違いありません。もちろん、よい意味でね。
なので万感の思いをこめて一言。ヤマハさん、ありがとう。(ぉぃ
※でも、いったい全体どういった経緯で「誤記」をしてしまい、それに気がつき、修正するまでに至ったのか、個人的にとても興味はありますね。