北陸道グラン昼特急大阪3号の旅、第二弾です。いよいよ砂浜を走ります!ここまでの様子は、以下の投稿をご覧ください。
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【バスに乗って出かけよう】西日本JRバス・北陸道グラン昼特急大阪3号乗車記(前編)
世にも珍しい「砂浜を走る高速バス」に乗ってきました。その名は北陸道グラン昼特急大阪3号。 大阪~金沢間には日中帯に数多くの高速バスが走っています。その中で西日本JRバスが運行しているのが北陸道昼特 ...
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北陸道の南条サービスエリアを出たこの北陸道グラン昼特急大阪3号は、福井北インター、尼御前、北陸小松、松任海浜公園と止まってお客様を降ろしつつ金沢駅前に到達します。ここまでが毎日運転の区間。そして土・日・祝日の場合はさらに先に進むことになります。
金沢駅前を出ると海辺に出てのと里山海道をひた走り、途中で一旦降りて「クルマで走れる砂浜」、千里浜なぎさドライブウェイを走ります。その後再びのと里山海道に戻り、能登國一宮 の氣多大社(けたたいしゃ)に立ち寄ってひと休み。ここではお詣りすることもできます。そして能登半島の東岸に抜け、名湯和倉温泉へと入って行きます。この定期観光バスも顔負けな走りを高速乗合バスがこなしてしまうステキを思いっきり楽しみました。
乗車記その3:南条サービスエリア~金沢駅前
さて、それでは南条サービスエリアを出発しましょう。時刻は12時ちょうどです。
もうお昼どきなので、食事を買い込みました。はじめはせっかく福井に来たし、サバ関係の弁当にしようかなぁなんて思っていたのですが、見慣れない炙りのどぐろ寿司なんてのが目に入ったので、モノはためしと購入しました。
中身はこんな感じ。なるほど上蓋に書いてあったとおり、脂がのっていてとっても美味でした!車窓を肴においしいものをつまむ、最高なひとときです。
やがてバスは福井北インターバス停に着きました。ここから金沢駅前までは降車専用のバス停となります。ここのバス停は、福井北インターチェンジを一旦出た先にありました。
ここからバスは、尼御前、北陸小松と停車して行きますが、降車の知らせがなければ通過して行きます。そして金沢に近づくにつれ、日本海が視界に入ってきました。
そして松任海浜公園バス停に停車。ここは北陸道の徳光パーキングエリアに併設されています。ハイウェイオアシス徳光と銘打たれており、その中のいち施設として松任海浜公園がある…という形のようです。
そしてさらに走ることしばし、バスは無事金沢駅前に到着しました。定刻よりおよそ5分の早着。いたって順調な道行きでした。
ここまでの模様は、以下の動画に記録してあります。よろしければご覧ください。
乗車記その4:金沢駅前~和倉温泉
金沢駅前では時間調整も兼ねて十数分停車します。でも大阪方面から通しで乗車する人は、基本的にここで降りることはできません。バスはしばらく待機場所?にとどまり、発車5分前くらいにバスのりばに移動して金沢駅前からのお客さんを乗せる形になります。
そして14時、バスは金沢駅前を出発。IRいしかわ鉄道や金沢の貨物ターミナルをまたいで海辺へと向かいます。
内灘付近までやってきたバスは、海浜向陽台交差点を右折してのと里山海道に入ります。この道、大変立派な道ですが、2013年に無料化されています。
そして大根布(おおねぶ)ジャンクションに達すると日本海が見えてきます。爽快海辺Rideの始まりです。
一方車内では、能登地方に関係するさまざまな景観、建築、行事についての案内ビデオが上映されます。こちらは輪島の白米(しろよね)千枚田です。
こちらは能登半島各地で行われるキリコ祭り。
もちろん、これから向かう千里浜なぎさドライブウェイも紹介されます!
そして気多(けた)大社。もう、バスガイドさんが乗っていないのが不思議なくらいの観光バスっぷりです。
バスはのと里山海道を今浜インターチェンジで一旦降ります。そしていよいよ千里浜なぎさドライブウェイへ。高速路線バスが砂浜を走ります。
イヤ、素晴らしい!バスはゆるゆると砂浜を走ります。そして波打ち際には憩うクルマたち。いいね!
とてもとても楽しそう。
あちらは正真正銘の観光バス。慎重にすれ違います。どうぞご安全に!
砂浜を走った時間は10分弱かな?でも何とも異次元な体験に胸おどらせるひとときでした。千里浜なぎさドライブウェイを離れたバスは、のと里山海道に戻ります。
そしてバスはのと里山海道を柳田インターチェンジで降り、気多大社に向かいます。神社に隣接した大きな駐車場に入ったらここで休憩。気多大社に参拝することができます。
それでは駆け足で参拝しましょうか。
ここでは25分くらい休憩しました。そしてバスは終点・和倉温泉に向かいます。車内のディスプレイでは変わらずご当地の観光案内が流れます。こちらは花嫁のれん。
さらに走ることしばし、北陸道グラン昼特急大阪3号は能登半島を東岸に抜け、和倉温泉に近づいて行きます。
和倉温泉に入ったバスは、公園や著名な旅館の前で小まめに停まります。順に「足湯公園/のと楽・寿苑前」、「和歌崎/海望・あえの風前」、「総湯/美湾荘・松乃碧前」、そして終点「弁天崎源泉公園/加賀屋前」です。ぼくはもちろん、終点まで乗車。別に加賀屋に泊まるわけではないですけどね。。。
いや、ここで泊まれたら何と幸せでしょう。でもぼくはぐっと謙虚に金沢市内に戻り、ビジネスホテルに泊まるのです。
ここまでの様子は、以下の動画に収録しました。どうぞご覧ください。
…というわけで、天気にも恵まれて素敵なバス旅になりました。他とはちょっと毛色の変わった北陸道グラン昼特急大阪3号、もしよかったらぜひ乗ってみてくださいね。