バス 雑文

【バスに乗って出かけよう】車中八策?バスの中でテレワーク。

 先日、東急バスからこんな発表がありました。どうやら、自宅からの通勤時間帯にテレワークしてみよう、という取り組みのようです。
バス車内で快適テレワーク!シェアオフィスバス「Satellite Biz Liner」を実証運行します

 一瞬、「素晴らしい!」よりも「えぇっ…」という印象が先に立ちました。ぐうたらサラリーマンなぼくは、通勤時間は好きな本を読める自由時間、もしくは(座れたら)貴重な睡眠タイムと捉えています。そこに立派なテレワーク環境など取り入れたら、その間も仕事しなくちゃいけないじゃないか!通勤時間まで勤務させようという鬼の所業か?

 でももちろん、この動きはそんな浅はかな発想の所産であるわけはありません。

 今回の「Satellite Biz Liner」の発車時刻は東急バスの新羽営業所8時20分→市が尾駅8時45分→たまプラーザ駅9時05分というゆったりめな時刻。そこから渋谷駅10時15分着、東京駅10時45分着というダイヤです。通常の出勤のイメージからはかなり遅めな印象です。実際、いま東急バスが虹が丘営業所を起点に走らせている渋谷駅行きの通勤高速バス「TOKYU E-Liner」は、虹が丘営業所6時05分~7時55分発の3本が設定され、渋谷駅着がおおよそ7時~9時半というイメージ。

 一方、帰りのバスは東京駅16時25分→渋谷駅17時05分と辿り、たまプラーザ駅17時35分着、市が尾駅17時55分着、終点の新羽営業所18時25分着というダイヤ。こちらは通常の退勤のイメージからはかなり早めです。

 今回の実証運行は、職場への出勤時間および退勤時間を就業時間に変えてしまえ!という発想なのでした。
たとえばたまプラーザ駅を基準にすると、9時05分発~都心での勤務を経て帰ってきて17時35分着。8時間30分あるので、1時間の休憩時間込みで7時間30分の就業時間が得られる計算です。起終点の新羽営業所の目線で見れば、8時20分発~18時25分着。夕方のラッシュによる遅延を期待すると、場合によっては少なからぬ超勤まで視野に入ってしまう時間です。

 そうするともちろん、通常の勤務形態と比べて自宅の滞在時間はかなり延びる計算になります。日頃「お荷物」としか思えない通勤時間帯を就業時間帯に変えられれば、気の持ち方次第で結構メリハリのある生活を送ることができるようになるかもしれません。

 他方でこういった勤務形態が成立することは、バス会社側のメリットになる気もします。既述のように東急バスは通勤高速バス「TOKYU E-Liner」を運行していますが、バスにとって逃れられないリスクの一つが交通渋滞による遅延。もし勤務地着が遅れるようなことがあれば、通常の勤務形態では遅刻欠勤となってしまいかねません。それが「バスに乗っている時間=勤務時間」となれば、場合にもよりますがバスの遅延は気にする必要がなくなりますよね。素晴らしい!

 この東急バスの取り組みが広がっていけば、もしかしたら「1日中乗り継ぎテレワーク!」ってなことができるようになるかもしれません。ともすれば自宅にこもりがちな昨今、ターミナル駅の中もしくは周辺で充実しつつあるシェアオフィスと絡めて、とりあえず外出の際の環境が整っていくよう、お出かけ好きなぼくは願わずにはいられません。

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