ベン・バーナンキ氏がノーベル経済学賞を受賞しました。ぼくがこの方の名前を知ったのはおそらく2006年、氏が米FRB(The Federal Reserve Board-連邦準備理事会)の議長になってからだと思います。ぼくは経済のしくみや動向には徹底的に疎いので、氏がどんな考え方を持っていてどんな仕事を成し遂げてきたのか殆どわかっていないのですが、ただ彼の名前を聞くたびに、ぼくが必ず思っていたことがあります。
この広い日本、「バー南紀(もしくはBAR南紀」っていう名前のお店がゼッタイ10軒や20軒はあるんだろうなぁ…。
実際に調べたわけでもないのですが、JR紀勢線沿線を丹念に訪ね歩けば、まずどこかにバー南紀は間違いなく存在するのではないか。イヤそれとも、大阪や東京、あるいは仙台や札幌の繁華街で、故郷を思うよすがとして気骨ある和歌山出身の方がバー南紀をひっそり営んでいらっしゃるに違いない。そんな気がして、ぼくは全国のバー南紀に思いを馳せるのです。
折しも度重なるコロナ禍で、飲食店業界は疲弊の極みにあります。そんな今だからこそ、全国のバー南紀経営諸賢は、バーナンキ氏ノーベル経済学賞受賞記念と銘打ったキャンペーンを展開されてはいかがだろうか。
あるいは全国旅行支援がスタートし、国内旅行の機運が高まりつつある今、「全国のバー南紀をハシゴ!バーナンキ氏ノーベル経済学賞受賞記念飲み放題ツアー」なんてのを企画するイカれした旅行代理店はどこかにないものだろうか。
バーナンキ氏ノーベル経済学賞受賞の報に触れ、そんなフキンシンなことをつらつらと考えてしまう秋の夜長でありました。がんばれ世界中のバーナンキ。