2017年F1第3戦バーレーンGPが開幕しました。雨、セーフティカーと何ともドラマチックな展開だった中国GPから週をあけずに、バーレーンインターナショナルサーキットでの開催です。
バーレーンGPは2004年が初開催。以後、国内の反政府デモによる混乱をうけて中止となった2011年を除いて毎年行われています。そんなバーレーンGPの、過去5年間の表彰台模様を振り返ってみましょう。
?年 | 順位 | 選手 | チーム | 予選 順位 |
2012 | 1 | S.ベッテル | レッドブル | 1 |
2 | K.ライコネン | ロータス | 11 | |
3 | R.グロージャン | ロータス | 7 | |
2013 | 1 | S.ベッテル | レッドブル | 2 |
2 | K.ライコネン | ロータス | 8 | |
3 | R.グロージャン | ロータス | 11 | |
2014 | 1 | L.ハミルトン | メルセデス | 2 |
2 | N.ロズベルグ | メルセデス | 1 | |
3 | S.ペレス | フォースインディア | 4 | |
2015 | 1 | L.ハミルトン | メルセデス | 1 |
2 | K.ライコネン | フェラーリ | 4 | |
3 | N.ロズベルグ | メルセデス | 3 | |
2016 | 1 | N.ロズベルグ | メルセデス | 2 |
2 | K.ライコネン | フェラーリ | 4 | |
3 | L.ハミルトン | メルセデス | 1 |
こうやって並べてみると、何といってもキミ・ライコネン選手のシルバーコレクターぶりが目立ちます。過去5年で4回の2位!ちなみに2014年は10位入賞となっています。そしてロマン・グロージャン選手もロータス時代に2度表彰台に乗っていますが、2014年以降も12位、7位、9位とそれなりにがんばっています。
また、最近はルイス・ハミルトン選手とニコ・ロズベルグ選手が競い合ってポディウムを分け合っています。そのロズベルグ選手が引退した今、後釜のバルテリ・ボッタス選手は2013年のデビューイヤーこそ14位に終わっていますが、以後8位、4位、9位と着実に入賞圏に入っています。シルバーアローを得た今年、いったいどんな走りを見せてくれるでしょうか。
あれ?でも肝心な人がいない。。。そう、フェルナンド・アロンソ選手です。マクラーレン・ホンダを駆る2015年以降はともかく、それ以前のフェラーリ時代はどうだったでしょう。そして、何とインディ500に参戦することが決まったアロンソ選手の代わりに急遽モナコGPでカムバックすることとなったジェンソン・バトン選手の成績も確認しておきましょう。
年 | アロンソ選手 | バトン選手 | ||
チーム | 順位 | チーム | 順位 | |
2012 | フェラーリ | 7 (9) |
マクラーレン | DNF (4) |
2013 | 8 (3) |
10 (10) |
||
2014 | 9 (9) |
17 (6) |
||
2015 | マクラーレン | 11 (14) |
DNS (-) |
|
2016 | 10 (12) |
DNF (14) |
アロンソ選手、フェラーリ時代もあまり輝かしい成績は残していないことがわかります。とはいえ2010年には優勝してますけどね。(^_^;;; そしてバトン選手の方も、2009年にブラウン・メルセデスで優勝を飾ったあとはあまりパッとした成績を残せないでいます。
ところが上の表でオレンジ色に塗ったところは…そうです!昨年アロンソ選手に代わってステアリングを握ったストフェル・バンドーン選手のデビュー戦です!出てきていきなり予選でバトン選手の上を行き、決勝レースでは10位フィニッシュ、昨年のマクラーレンに初ポイントをプレゼントしています。これはもう、期待しないわけには行きません。
これまで2戦、アロンソ選手の超人的な走りで案外戦えている印象を持ってしまいがちなマクラーレンですが、厳しい状況に置かれていることに間違いはありません。バンドーン選手も決して現在の位置にいるべきドライバーではないはず。厳しい戦いが続きますが、がんばれマクラーレン・ホンダ!