先日、用事があって久しぶりに九州に行きました。
経路は新大阪まで新幹線に乗り、そこから鉄道とバスを乗り継いで神戸港へ。そして神戸港から阪九フェリーの船に乗って福岡県の新門司港へ…というものでした。阪九フェリーは2018年に乗って以来、6年ぶりの乗船となります。ちなみに前回阪九フェリーに乗ったときの様子はコチラ。
さてさて、今回の旅の始まりは新横浜駅。急ぎの旅でもないので、こだま723号に乗ります。スマートEXの「EXこだまグリーン早特3」ってやつを使って、なんとグリーン車での大名移動?がかないました。ちなみにこだま号での移動だとジェイアール東海ツアーズの「ぷらっとこだま」も選択肢に挙がりますが、比べたら若干「EXこだまグリーン早特3」の方が割安でした。まぁ、ほんのちょっとですけど。
新横浜から新幹線に乗るときは、何となく崎陽軒のお弁当を買うのが習わしになっています。今回は「横濱中華弁当」を購入。傍らに映りこんでいるスーパーな飲み物は、まぁそういうことなんでしょう。
中身はこんな感じ。ごはん控えめ&おかず沢山。もちろん崎陽軒の代名詞、シュウマイも入っています。ビールをお供に、とてもおいしかったです。
グリーン車では、このようなサービスが提供されるようです。「のぞみ」や「ひかり」だと飲食物を注文できるのか。でも「こだま」だと、問い合わせサービスのみの模様。。。
さて、「こだま」といえども流石は新幹線。新大阪まではおよそ3時間半の道のりです。在来線に乗り換えましょう。
さて、ここから東海道線の住吉まで行かなければなりません。どうやら新快速は住吉に停車しないようなので、快速に乗りましょうか。
京阪神間のスピードスターというと新快速が有名ですが、なかなかどうして快速も結構な飛ばしっぷりです。たまたま最前部に乗ったのですが、爽快な眺めでした。
住吉駅に着きました。
阪九フェリーの神戸港へは、阪神電鉄御影駅~阪急電鉄御影駅~JR西日本住吉駅を経由するシャトルバスが出航時刻に合わせて運行されています。はじめはこのバスに乗るつもりでいたのですが、折からの猛烈な残暑&手回り品の多さに耐えかねて、住吉駅前からタクシーに乗ってしまいました…。2,600円かかりましたが、まぁいいか。
今日乗船するのは「せっつ」。総トン数16,000トン余りの大きな船です。
出航時刻は20時。だいぶ早く着いてしまったので、乗船予定のトラックやクルマが集まってくる広場(?)を眺めていました。今日は三連休の初日ですが、結構賑わっていますね。
今夜のお宿はちょっと奮発してデラックス和洋室。楽しみです!
乗船開始時刻の19時前になると、お客さんも続々と集まってきます。観光バスに乗ってきたツアーのお客さんもいらしたようです。
いよいよ乗船です!
乗船口を入ると、いきなり3層吹き抜けのホールに圧倒されます。乗ったところが5階なので、最上階は7階ということになりますね。
「せっつ」の船内図。ぼくが予約したデラックス和洋室は6階にあります。早速行ってみましょう。
6階に上がり、長ーい廊下を進んでいくと…。
こちらが本日のお宿です。和洋室と名乗っていますが畳が敷いてあるわけではなく、このベッドスペースには靴を脱いで上がる造りになっています。窓際にはソファベッドがあり、3人使用時にはこれを展開して3人部屋となるようですね。ちなみにこのお部屋は左舷側にありました。つまり、基本的に四国側を見て進む形になります。
カーテンを開けると、正面に東神戸大橋が見えました。まだ出港までは間があるようです。
出航時刻前にレストランへ向かいました。何を食べようかなぁ。
レストランはカフェテリア形式になっており、各自好きな料理をお盆に載せてゆくスタイル。既に結構な混雑ぶりです。
ハナっからご飯を食べようなどと思っちゃいません。おつまみになりそうな料理を片っ端から載せました。左上から水晶鶏、玉子豆腐、黒瀬ぶりの刺身、豚スタミナ炒め。そしてもちろん、生ビールを忘れずに。(ここでは見切れていますが)
なんだかお腹が空いていたので第2ラウンド。冷ややっことイカの塩辛、そして柚子味噌チキンカツ。どれもおいしかった!
満腹になったら船内散歩。後方のデッキに出てみました。十五夜まであと3日に迫ったお月さまが顔を出したり隠れたり。
「せっつ」の煙突。向こうに小さく明石海峡大橋が見えます。
そしてお風呂に入ります。大浴場に露天風呂までついていて、ゆっくり過ごすことができました。
そういえば船内には売店も設置されています。今回はバスタオルと、御朱印ならぬ御船印?を購入しました。
それにしても、にわかに船の中とは思えないような雰囲気です。3層吹き抜けになっているホールの天井はこんな感じ。
もちろんエレベーターだって用意されています。至れり尽くせり。
ひととおり船内探検を終えて部屋に戻ったら、あっという間に寝てしまいました。目覚めればもう朝。朝食を食べに、再びレストランに向かいます。
「朝カレーセット」なるものがあったので、それを頼んでみました。なかなか美味でした。
瀬戸内海は船だらけ。気がつけば名門大洋フェリーの船が後をついてきます。
そして「せっつ」は無事に新門司港に到着!ターミナルの建物がなんとも特徴的です。それでは下船の支度をしましょうか。
着岸直前の乗降口付近。たくさんのお客さんでごった返しています。
船を降り、エスカレーターを何階分も下ってターミナルのロビーまでやって来ました。天井の造りも凝ってますね。
ターミナルを出ると、門司駅を経由して小倉駅へと向かうシャトルバスが何台も待ち構えています。首尾よく乗り込んだら間もなく出発です。
ぼくはこのバスに乗って小倉駅まで行きました。その後はあまり細かく計画を立ててはいなかったのですが、結果的に電車やバスを乗り継ぐ旅になりました。気が向いたらその時の様子もいずれ振り返ってみようと思います。
そして今回乗った「せっつ」では、船窓に吸盤マウントでアクションカムを設置して、タイムラプス撮影を試みました。ご用とお急ぎでない方はご笑覧いただければ幸いです。