2016年F1の第12戦、ドイツGPは2日目の土曜日、フリー走行3回目と予選が行われました。
フリー走行(3回目)
午前中のフリー走行、相変わらずトップタイムはメルセデスのニコ・ロズベルグ選手。これで昨日からの3回のフリー走行、いずれも1番時計と好調をキープしています。2番手タイムは同ルイス・ハミルトン選手が記録。
ここで心配になったのはマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトン選手。前半はコースに入ることなく、後半ソフトタイヤで数周したものの、みんながスーパーソフトタイヤを履いてタイムアタックする中沈黙。結果、19番手に沈んでしまいました。
一方、同僚のフェルナンド・アロンソ選手は周回数こそこなせなかったものの、最終的には9番手のタイムを記録。今回もやはり、ウイリアムズ、フォースインディア、トロロッソと僅差の戦いを演じることになりそうです。また、時折キラリと光る走りを見せるハース・フェラーリのロマン・グロージャン選手はセッション中のトラブルからギアボックス交換を行うことになり、グリッド降格のペナルティを受けることとなりました。
予選
Q1
そして午後の予選。Q1はメルセデス勢がソフトタイヤ、他のチームがスーパーソフトタイヤを履いてタイムアタック。それでもダントツに速いメルセデス。(@_@)ハミルトン選手が今回初めてロズベルグ選手を上回るタイムを出しました。
マクラーレン・ホンダの二人は、バトン選手が10番手、アロンソ選手が14番手でQ1通過。思いのほか好調なのがハースの二人。エステバン・グティエレス選手が8番手、グロージャン選手は13番手でそれぞれQ1通過。ルノーのジョリオン・パーマー選手も16番手でQ2に進みました。
一方残念だったのがマノー・メルセデスのパスカル・ウェーレイン選手。一時13番手タイムを出すものの、最終的には18番手タイムでQ1敗退。また、トロロッソ・フェラーリのダニル・クビアト選手もQ1落ちの憂き目をみました。
Q2
Q2は残念な結果に終わりました。全体的に2回ずつタイムアタックを行う流れの中で、1回目はアロンソ選手14番手、バトン選手15番手のタイム。むぅ、ここ数戦と様相が違います。2回目のタイムアタックも、バトン選手が12番手、アロンソ選手がアタック途中にコースアウトしかけるアクシデントもあって14番手タイムにとどまり、二人ともQ3進出はなりませんでした。
一方、目覚ましかったのがウイリアムズ・メルセデス。ここしばらく満足な結果を出せていませんでしたが、今回はバルテリ・ボッタス選手、フェリペ・マッサ選手ともにQ3進出を果たしました。結果、Q3進出はメルセデス、フェラーリ、レッドブル、ウイリアムズ、フォースインディアの5チーム10台となりました。
Q3
そしてQ3、ロズベルグ選手が一旦ピットを出たものの電気系のトラブルでタイムアタックをすることなく再びピットイン。すわ波乱かと思いましたが、2回目にコースに出たアタックで見事トップタイムを記録。母国開催GPでポールポジションを得ました。2番手はハミルトン選手、3、4位はレッドブルのダニエル・リカルド選手、マックス・フェルスタッペン選手が入りました。今回、試しに予選結果を表にして載せてみます。
?順位 | ?No. | ?ドライバー | ?チーム |
1 | ?6 | ニコ・ロズベルグ | ?メルセデス |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
3 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブルレーシング |
4 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブルレーシング |
5 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
6 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォースインディア |
8 | 77 | バルテリ・ボッタス | ウイリアムズ |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | フォースインディア |
10 | 19 | フェリペ・マッサ | ウイリアムズ |
11 | 21 | エステバン・グティエレス | ハース |
12 | 22 | ジェンソン・バトン | マクラーレン |
13 | 55 | カルロス・サインツ Jr. | トロロッソ |
14 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース |
16 | 30 | ジョリオン・パーマー | ルノー |
17 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ルノー |
18 | 94 | パスカル・ウェーレイン | マノー |
19 | 26 | ダニル・クビアト | トロロッソ |
20 | 88 | リオ・ハリアント | マノー |
21 | 12 | フェリペ・ナッセ | ザウバー |
22 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー |
結構露骨にヒエラルキーが見えてくる結果ですね。(^_^;;;
さて、マクラーレン・ホンダですが、今回はウイリアムズ、フォースインディアに対しては分が悪そうです。トロロッソ、ハースと争いながら、上位進出の機会をうかがう…という形になるのかな?厳しいレースになりそうですが、がんばれマクラーレン・ホンダ!