ぼくの応援するサッカークラブ、J2リーグを戦うFC町田ゼルビアが、先日今シーズンの全日程を終えました。成績は21勝13分8敗で勝ち点76、J2リーグでの過去最高戦績を挙げ、順位は前年の16位から大きく上げて4位(なおかつ勝ち点は首位とわずか1点差!)となりました。
思い返せば今シーズン開始前、ゼルビアの相馬直樹監督は「順位6位以内」を目標に掲げていました。相馬監督が具体的な順位を数字として掲げたのは確か初めてだったと思いますが、正直達成は厳しいんじゃないかなぁ…と考えていました。すみません。ところがふたを開けてみたらあれよあれよの快進撃!まさか首位の座をかけて最終戦を戦うことになろうとは思いもよりませんでした。素晴らしい!
終盤戦は、J1リーグとJ2リーグの入れ替え制度が絡んで結構話題にもなりました。J1リーグに上がるためのキップを持たないゼルビアは、たとえどんなによい成績をあげてもJ1リーグ昇格をめぐる争いに加わることができません。このことから、ゼルビアが2位以内に入ればJ1からJ2に降格するクラブが1つ減る!とばかりに一部J1クラブのファンから熱い視線を集めるような事態も。つい最近まで東京の片隅でささやかに活動していたクラブが一躍脚光を浴びる一歩手前まで歩を進めたのは、ある意味すごいことだなぁ。と思います。
と同時に、ゼルビアのクラブとしての規模はリーグ屈指の小ささ。特に人件費なんて、リーグ最低であったような気がします。そんなクラブが快進撃してしまったものだから。今後多くの選手に他クラブからの食指が伸ばされるのではないか、とも思います。お金のあるよそのクラブから次々にオファーが届いたら…ゼルビアから選手がいなくなってしまうかもしれません!
でも懸念ばかりでもありません。今秋、AmebaブログやAbemaTVなどで有名な株式会社サイバーエージェントがゼルビアへの資本参加を表明。ゼルビアの懐具合に光が射すこととなりました。これが契機となって、きちんとした練習環境が整備されて行くことになればいいな、さらに選手たちの年俸も上がればいいな、なんて思っています。
もっともサイバーエージェント社の参画に伴って、チームカラーが緑になっちゃうんじゃないかとか、マスコットのゼルビーが解任されるんじゃないかとか、最近の商標登録の動きからゼルビアの名前自体が変わっちゃうんじゃないかとか、挙句にはホームグラウンドが町田から出ていっちゃうんじゃないか、etc.etc.…という心配な声もあがっています。でも楽観的なぼくは、そんなことはきっと起こらないだろうと思っています。
ともあれ、今年のシーズンオフは、これまで経験したことのないほどの変化がゼルビアに訪れるかもしれません。でも、その形がどうであろうと、やっぱりぼくはゼルビアを応援して行きます。がんばれFC町田ゼルビア!