5月13日(土)、F1第5戦スペインGPの予選が行われました。
スペインGPは北部バルセロナ近郊のカタロニアサーキットで開催されます。シーズン前のテストでも使用されるサーキットで、ここからF1レースはヨーロッパに軸足を置いて転戦して行くことになります。
さて、四の五の言うのは抜きにして…そうです!我らがマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ選手が予選7位のタイムを記録しました!!素晴らしい。。。トップ6の次に飛び込んで見せました。
前日金曜日に行われたフリー走行1回目ではコースインした途端にエンジンブローが起きてまったく走れず、ふてくされて(?)テニスしに行っちゃったアロンソ選手。午後のフリー走行2回目では換装したパワーユニットの設定作業に注力してタイムは最下位に沈みました。一方、対照的にストフェル・バンドーン選手は1回目、2回目とも13番手のタイムを記録。それなりに周回も重ねて土曜日を迎えます。
その流れが土曜日では一変します。午前中のフリー走行3回目、アロンソ選手は10番手タイムを記録したものの、バンドーン選手は19位に留まります。そして迎えた予選。アロンソ選手は12番手タイムを記録して5戦連続のQ2進出を決めたものの、バンドーン選手はうまくアタックできずに19位、Q1敗退となってしまいました。Q1ノックアウトとなったのは他にザウバー・フェラーリのマーカス・エリクソン選手、ルノーのジョリオン・パーマー選手、ウイリアムズ・メルセデスのランス・ストロール選手、そしてトロロッソ・ルノーのダニル・クビアト選手。すべて別なチームですね。2台ともQ2に進んだチームは上位3強とフォースインディア・メルセデス、ハース・フェラーリでした。
そしてQ2、アロンソ選手が地元スペインの声援を受けて躍動します。ハースのロマン・グロージャン選手がコースオフを喫して沈む中、渾身のアタックで10番手タイムを記録。見事に今年初のQ3進出を決めました。一方、同じく地元の雄、トロロッソのカルロス・サインツJr.選手は惜しくも12番手。Q3進出はなりませんでした。Q2ノックアウトとなったのはハースのケビン・マグヌッセン選手、トロロッソのサインツJr.選手、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ選手、ハースのグロージャン選手、そしてザウバーのパスカル・ウェーレイン選手選手でした。
Q3。上位3強は2回アタックを敢行します。はじめはメルセデスのルイス・ハミルトン選手とバルテリ・ボッタス選手が1-2を決めますが、フェラーリのセバスチャン・ベッテル選手が2回目のアタックで渾身の走り。2番手に食い込んでみせました。4位にはフェラーリのキミ・ライコネン選手、5位は昨年の優勝者・レッドブル・タグホイヤーのマックス・フェルスタッペン選手、6位はレッドブルのダニエル・リカルド選手でした。
それに次ぐ7位が、アロンソ選手です!フォースインディアの入賞100%コンビ、セルジオ・ペレス選手とエステバン・オコン選手、そしてウイリアムズのフェリペ・マッサ選手をも上回って見せました。やはりアロンソ選手は、ふてくされていたわけではなかった!(^_^;;
ともあれ、これで決勝レースがとても楽しみになりました。現役ドライバーのうち、スペインGPで2勝を挙げているのはライコネン選手とアロンソ選手のみ(1勝した現役選手はマッサ選手、ベッテル選手、ハミルトン選手、フェルスタッペン選手の4人)。テクニカルなサーキットで、アロンソ選手が存分に躍動することを願ってやみません。そして土曜日は不調だったバンドーン選手も、珍しく(ぉぃ)トラブルには見舞われずに来ています。決勝レースでの粘り強い走りに期待したいものです。がんばれマクラーレン・ホンダ!