【2021F1】プレシーズンテストまとめその２（無事これ名馬GP・コンストラクターズ編）

　チーム別にまとめるのは簡単でした！

　先日行われたF1のプレシーズンテスト、単純に各ドライバーの走行した周回数を合計して多い方が勝ち、という甚だ安直な「無事これ名馬GP」を前回の投稿で記しました。今回はそれをチーム別にまとめてみます。

【2021F1】プレシーズンテストまとめ（無事これ名馬GP・ドライバー編）

　いやぁ、今季ほどプレシーズンテストが楽しかった年はそうそうなかったような気がします。(^_^) 　2021年F1シーズンの行方を占うプレシーズンテストが去る3月12日から14日にかけて、今季開幕戦が ...

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　いわば無事これ名馬GPコンストラクターズ編ですが、まとめたら以下のようになりました。

No	チーム	ドライバー	周回数	Day1AM	Day1PM	Day2AM	Day2PM	Day3AM	Day3PM
1	アルファタウリ	P.ガスリー 角田裕毅	422	74 -	- 37	- 57	87 -	76 -	- 91
1	アルファロメオ	K.ライコネン A.ジョビナッツィ	422	63 -	- 68	- 73	- 52	91 -	75 -
3	フェラーリ	C.ルクレール C.サインツJr.	404	59 -	- 57	- 56	73 -	80 -	- 79
4	アルピーヌ	F.アロンソ E.オコン	396	- 55	- 74	60 -	68 -	- 61	78 -
5	ハース	M.シューマッハ N.マゼピン	394	15 -	- 70	- 76	88 -	78 -	- 67
6	ウイリアムズ	G.ラッセル N.ラティフィ R.ニッサニー	373	- - 39	- - 44	- 47 -	- 85 -	77 - -	81 - -
7	レッドブル	M.フェルスタッペン S.ペレス	369	60 -	79 -	- 39	- 78	- 49	64 -
8	マクラーレン	D.リカルド L.ノリス	327	45 -	- 46	52 -	- 52	- 56	76 -
9	アストンマーティン	S.ベッテル L.ストロール	314	51 -	- 46	10 -	- 71	- 80	56 -
10	メルセデス	L.ハミルトン V.ボッタス	304	- 6	42 -	58 -	- 58	- 86	54 -

　前回の投稿にも書きましたが、プレシーズンテストというと大体メルセデスが他を圧倒する周回数をこなして実力を見せつける…というパターンが多かったような気がするのですが、今回はガラッとさま変わりしました。

　トップの周回数を記録したのはアルファタウリ・ホンダとアルファロメオの2チーム。奇しくも2つのアルファ勢が勝利を分け合うことになりました。特にアルファタウリは、ピエール・ガスリー選手が全ドライバー中で最も長い距離を走りこんでおり、2冠を達成。今シーズン限りの撤退をふまえ、開発を前倒しして進めてきたホンダのパワーユニットですが、まずは良好な信頼性を発揮することができました。アルファロメオは目立った速さを見せたわけではありませんが、着実にテストをこなした感じ。昨季が残念だっただけに、今年のしぶとい走りに期待です。

　3番目にはフェラーリが入りました。昨季の不調ぶりを払しょくするかのように周回を重ねています。やっぱりF1はフェラーリが強くなきゃ面白くない！今回のテストでは、フェラーリのパワーユニットを搭載する3チームすべてが上位（アルファロメオ1位、フェラーリ3位、ハース5位）に入っています。がんばれフェラーリ陣営。ホンダ勢の次にね。(^_^;;

　4番目にはアルピーヌがランクイン。今季、唯一ルノーのパワーユニットを積むこのチーム。話題は何といってもフェルナンド・アロンソ選手の復帰ですが、やはり伝統のフレンチブルーがカッコいい！アロンソ選手はドライバー別でも5番目の周回数をこなしており、戻ってきたワールドチャンピオンの走りが楽しみです。

　一方、メルセデス勢は総じて周回数を稼げませんでした。いちばん走れたのがウイリアムズで6番目。以下マクラーレン8番目、アストンマーティンがブービー、本家メルセデスに至っては最下位に沈みました。4チーム供給の利を得て今回もっとも周回数を重ねたパワーユニットにはなりましたが、例年と違う立ち上がりに波乱の予感。鳴り物入りでセバスチャン・ベッテル選手を迎えたアストンマーティンの意外な不調ぶりも気になります。

　ともあれ、このコロナ禍のなか動き始めたF12021シーズン。なんとか無事に運営されるよう、願ってやみません。がんばれF1！