モータースポーツ

【2021F1】第7戦フランスGP -決勝-

 ホンダ3連勝は30年ぶりですって!?

 6月18日(金)~20日(日)にかけて、2021年F1第7戦、フランスGPが行われました。優勝したのは我らがレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手。前戦アゼルバイジャンGPでの衝撃的なリタイアの雪辱をみごと果たしました。そして僚友セルジオ・ペレス選手も3位表彰台に。上々の首尾となりました。

公式予選 ~どうした角田選手!残るホンダ勢3台はQ3進出~

 いやもう、公式予選はこれに尽きるでしょう。我らがアルファタウリ・ホンダの角田裕毅選手は、Q1で最初のアタックを始めた刹那、姿を消してしまいました…。グリッドはもちろん最後尾、この際にギアボックス等を交換したこともあって、決勝レースはピットスタートとなってしまいました。角田選手、何となく一昔前の速いけれど粗削りなドライバーみたいな印象があります。でもそれは魅力的ではありますが、30台以上がレースにエントリーしていた頃ならともかく、わずか20のシートを鵜の目鷹の目で奪い合う昨今では、決して褒められたキャラクターではないことも事実。ヘルムート・マルコさんやフランツ・トストさんに愛想をつかされる前に、何とか次のステップへと上れるよう、願ってやみません。

 一方、フェルスタッペン選手は一貫して筋の通った速さを見せ、みごとポールポジション獲得!ペレス選手も4番グリッドを確保し、2番、3番グリッドに入ったメルセデスのルイス・ハミルトン選手とバルテリ・ボッタス選手をはさむ形となりました。また、アルファタウリのピエール・ガスリー選手は相変わらずのシュアな走りを見せて6番手。もはやQ3の常連となっています。それだけになおさら、ガンバレ角田選手!

決勝その1 ~フェルスタッペン選手ちょっと勇み足!リカルド選手のオーバーテイク劇場が復活~

 スタート時に何となく気づいたのですが、ポールポジションのフェルスタッペン選手はカーナンバー33ですね。2番手のハミルトン選手が44、3番手のボッタス選手が77、4番手のペレス選手は11、5番手のフェラーリのカルロス・サインツ選手は55…。みごとにゾロ目のナンバーが並んでいました。すると次に来てほしいのは・・おわかりですね?そう、カーナンバー22、角田選手です!次のオーストリア連戦のうちどちらかでぜひ見せてほしいもの。もちろんカーナンバー99のアルファロメオ、アントニオ・ジョビナッツィ選手もがんばるのです。

 それにしてもスタートの瞬間から心臓に悪い展開。ポールポジションからきれいなスタートを決めたフェルスタッペン選手、しかし最初のコーナーでふくらんでしまいコースアウト!その後のリカバリーは見事だったものの、ここでライバル・ハミルトン選手に先行を許してしまいます。マクラーレン・メルセデスのランド・ノリス選手もちらっとコースアウトして少しポジションダウン、そして上位陣の順位はこのままいったん安定して周回を重ねて行きます。ハミルトン選手、フェルスタッペン選手、ボッタス選手が第1集団を形成し、4番手のペレス選手が徐々に離されてゆく展開は、以前も見たなぁ。。でもそれがレース後半に思わぬどんでん返しを生むことになるのです。

 今回調子が良さそうなのはマクラーレンの2台。ダニエル・リカルド選手とノリス選手は徐々に先行車をパスし、じわじわ上位へと駒を進めます。個人的にはリカルド選手のオーバーテイクスタイルが戻ってきたのがうれしい!また、ピットスタートの角田選手もウイリアムズ・メルセデス勢やハース・フェラーリ勢を徐々にパスして上がってきました。

決勝その2 ~もはやタイヤの魔術師?レッドブルの面目躍如~

 決勝前、タイヤは途中1回交換というのが王道パターンとされていました。しかし思いのほか摩耗が厳しく、それがその後のレース展開に影響していくこととなります。

 大半のマシンがミディアムタイヤを履いて出走した今回のレース、15周目にフェラーリのシャルル・ルクレール選手がピットに向かったのをきっかけに、タイヤ交換祭りが始まります。角田選手も翌16周目にピットイン。上位陣ではまずリカルド選手が17周目にタイヤ交換を行いました。

 そして18周目、3番手を走っていたボッタス選手がピットイン。サインツ選手、ガスリー選手も続きます。これに呼応するかのように2位のフェルスタッペン選手が19周目にピットへと向かい、ハードタイヤに交換。追いかけてきたボッタス選手の前でコースに復帰します。

 ここまでトップを走ってきたハミルトン選手はこれに反応して20周目にピットイン。フェルスタッペン選手とのタイム差は充分、のはずでしたが…ピットアウトしたハミルトン選手の鼻先をかすめるようにフェルスタッペン選手が走り抜け、みごとアンダーカットに成功!フェルスタッペン選手は実質トップの座を奪い返したのです。タイヤ交換前後のペースを極限まで上げてポジションを奪う走り、かつてのミハエル・シューマッハさんを彷彿とさせます。

 この段階で見た目ではトップがペレス選手、2位フェルスタッペン選手、3位ハミルトン選手、4位ボッタス選手。ペレス選手は他の3台よりもややペースを抑えていたことが幸いしてか、タイヤ巧者の真価を発揮、淡々とミディアムタイヤで周回を重ねます。そして24周目でハードタイヤに交換。つまりボッタス選手よりも6周多く走った計算になるのですが、この周回数の差があとあと効いてくることになります。

 また、予選で好調だったフェラーリ勢は徐々に後ずさりするかのようにポジションを下げていってしまいます。真っ先にピットインしたルクレール選手は30周目にガスリー選手のオーバーテイクを許してトップ10圏外に去り、サインツ選手も9位あたりで苦戦。レースペースが上がらないようです。その一方、ハードタイヤでスタートしたアストンマーティン勢は次第に浮かび上がってきます。ランス・ストロール選手は35周目、セバスチャン・ベッテル選手に至っては38周目までスティントを引っ張り、上位進出をうかがいます。

決勝その3 ~2回ピットストップ作戦敢行!そしてホンダ30年ぶりの3連勝へ~

 周回を重ねて行くうち、上位陣(たぶんペレス選手を除く)には「このままじゃタイヤ持たないんじゃね?」という空気が漂い始めます。そこで思い切りよく2回ストップ作戦に切り替えたのがフェルスタッペン選手。トップ走行中の33周目にピットに飛び込み、ミディアムタイヤに履き替えて4番手でコースに復帰します。そしたらまぁ、速い速い。フェルスタッペン選手、守りの走りよりも攻めの走りをしているときの方がよほど輝きが増して見えます。トップ集団より1~2秒速いペースで猛追!

 ん、この展開…第4戦スペインGPでハミルトン選手がピットインし、終盤でフェルスタッペン選手をぶち抜いたときと似たような感じ。フェルスタッペン選手は36周目にペレス選手、44周目にボッタス選手をパスし、残り2周となった52周目、ついにハミルトン選手をオーバーテイク!見事にトップの座を奪い返して見せたのです。その刹那、思わずテレビの前で雄たけびをあげてしまいました…。

 そしてペレス選手も黙ってはいません。前を走っているボッタス選手よりも6周分周回数の少ないタイヤで徐々に追い上げ、49周目にボッタス選手をオーバーテイク。これまた終盤で表彰台圏に這い上がってきました。その一方でボッタス選手はもともと2ストップ作戦で臨みたかったらしく、「どうして2ストップにしなかったんだ!」と不満をぶつけます。そしたらメルセデスのチーム代表、トト・ヴォルフさんが「あの従順なバルテリが自分の意見を主張するようになった!」と喜んだとか。。。いったい何なんだ。

 ともあれ、レースは53周でチェッカーフラッグが振られます。優勝はフェルスタッペン選手、2位にハミルトン選手、3位はペレス選手。レッドブル・ホンダは第5戦モナコGPから3連勝、ホンダの3連勝は1991年のマクラーレン・ホンダ以来ですと…。素晴らしい!

 以下、ボッタス選手が4位。5位、6位には好調マクラーレンのノリス選手、リカルド選手が続き、我らがガスリー選手は母国GPを7位入賞で締めました。8位はアルピーヌのフェルナンド・アロンソ選手。9位、10位はタイヤ戦略がはまったか、アストンマーティンのベッテル選手とストロール選手が入りました。ストロール選手、19番手からよくここまで上がって来たなぁ…。我らが角田裕毅選手は最終的に13位でレースを終えています。

 というわけで、どちらかと言えばメルセデス有利なんじゃないかとの見方が強かったフランスGPでホンダが優勝を飾り、ドライバーズ、コンストラクターズ両ランキングの首位を守りました。そして舞台はオーストリアに移ります。第8戦シュタイアーマルクGP、第9戦オーストリアGP。レッドブルリンクでのホンダ勢のさらなる躍動に期待は高まるばかりです。がんばれレッドブル・ホンダ!そしてがんばれアルファタウリ・ホンダ!

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